かえるくんのおうちラボ blog

退院したよ、ということを書いたばかりでしたがもう入院です。

ただいま。

なにがあったのかというと、家にかえってその日のうちに下血がはじまり翌日入院になったのでした。

幸いすぐに落ち着いてもう大丈夫。くらくらしたりもしたけれど私はげんきです。

以下、とりあえず記録です。

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1月8日にステロイドパルスの点滴を終了して退院したのは書いた通りです。もうしばらく入院のことはいいだろうというくらいに書いた。

たったのひとつも嫌なことがない入院 - かえるくんのおうちラボ blog

おうちに帰ってからはお酒のんでご馳走食べてこどもとお風呂入ったり。このへんはツイッターで様子がよくわかる。

小学校は明日まだ冬休みだから夜更かししようというので、一緒に録画してあった年末番組を一緒に観てから「おやすみ」と伝えました。

そのあとはネコと一緒に荷物を開けながら、年末できなかったガレージを少し片付けるというか、好きなものを出して眺めてまたしまうみたいなことをしてました。

ただ、このころトイレにいくと真っ赤な便が出てたんだよね。夕方家に帰ってすぐに一度トイレに行った時にちょっと赤いなとは気付きました。ただ、もともとクローン病という炎症性腸疾患があり、時にふいに便に血が混じるけれどすぐ収まるということがあったので、ああまたかといった感じでした。

けれど夜にかけて増えてる感じがするとおもいながら過ごしていたら、明け方はパンツも血だらけになってしまいました。幸いベッドは汚れなかったのでそっと抜け出してお風呂で服と体を洗いながら困ったなと思ってると、妻が起きてきて余洗いした服を洗濯してくれました。

シャワーから上がってからは、トイレの度に血液とレバーみたいな血のかたまったゼリーが出てくるに任せながら「これは入院だなー」、ガレージの観葉植物を日の当たるところに動かしながら「これは入院だなー」と思ってました。

すぐに対応しなきゃより面倒になるとわかってるけれど、面倒だから放置してしまうという僕の固有スキルを存分に発動させてしまいましたが、寝坊したこどもが昼前に起きてきたので、ちょっともう一回病院に行ってくるねといって妻と救急外来に行きました。

病院についたら血圧は90mmHgを切るかなというところで脈拍は150を超えていました。ひとまず採血のあと「便を見るから流さないでね」と言われて案内されたトイレは自動洗浄で赤い河は流れいって笑ってしまい「また出る？」「いくらでもでるよ。もう止まらなくてナプキンつけてきてるよ。」「じゃ、もう一回」「あ、これもう便じゃない。血だね。」みたいなやりとりをクラクラしながらしてました。出血源の目星をつけるのに、腎臓の機能を損なうおそれのある造影剤を使うかということで先生はだいぶ躊躇してたけれど結局は造影CTを撮ってみて、以前の手術で大腸をつないだつなぎ目のところが怪しくて他はなさそうとわかりました。

出血を止められそうな場所とわかったのですぐに大腸カメラで覗きにいって、はっきり出血している血管はわからないながらもそれっぽいところをクリップ2個で止血してくれました。そのまま入院、どうかなーと言ってましたが、その後は下血はピタリとおさまりました。すごい！ありがとうございました。外来でクローン病の方を見てくれている主治医も休日なのに夜中に様子を見にきてくれました。ありがとうございました。

けっきょく、退院前に13.8 g/dLあったヘモグロビン*1は翌朝には7.2 g/dLまで減っていました。大量に点滴してカサ増しもしてるので薄まってるというのもあります。

とはいえヘモグロビン7.2g/dLは、ちょっと低すぎるし輸血がいるんだけど、ぼくの血液型はRh-なのですぐになかったのでした。

そうそう、ちょっと出血と貧血を経験してへーっとおもったことがいくつかあるんだよ。

まず、ちょっと動くとドキドキする。そりゃそうか。そして眩しくて目が霞んできました。たぶん血圧上げるのに交感神経がすごい頑張って瞳が開くんだなとぼんやり思ってましたが眩しさは変わらず困りました。それと、本当にちょっとそのまま書くんだけどチンチンが見たことないくらい縮みます。へー、こうなるのかと思いました。あと、輸血されながら懇々と寝てしまうんだけど、すごく短い夢を見ながらその夢の最中にどういうわけか「あ、気が遠くなる」てハッてなって目が醒めるっていうのを繰り返してました。